ゼンハイザーHD650のイヤーパッドを交換してみた
10年近く使っていたゼンハイザー社のHD650のイヤーパッドが流石に劣化して破れてしまったので、交換することにしました。
たしか買った当時はアニメの”けいおん”とかの音楽物が流行っていて、音響関連のものの情報で溢れかえっていました。
学生だった僕は時間を持て余していたため溢れかえっていた情報の渦に誤って飛び込み、ヘッドホンが欲しくなってしまいました。
そして2chの住人たちの情報をもとにAKGのK701とゼンハイザーのHD650で迷ったのは良い思い出です。
価格帯的にはAKGの方が安かったんですが、当時は”ドイツの無骨で質実剛健なプロダクト”という誰かが書いていた文句にビビッときて購入しました。(一応電気量販店で両方とも試聴はしてましたが、どうせ僕のことなので結局このかっこいい売り文句にやられたんだと思います。)。ちなみにAKGはオーストラリアです。
イヤーパッド交換しながらそんなことを思い出して懐かしい気持ちになりました。なんかちょっと年をとったな。あの時はコロナが流行ってこんな世界になるなんて1mmも想像してなかった。
交換用のイヤーパッドはゼンハイザーの公式からも出ていますがお値段は6500円。ちいとばかし高いですね。
YAXIというメーカーのものは約5700円。サードパーティー製ながら評判はかなりいいです。が、やはりちょっと高い、
そこで選んだのがkwmobileというメーカーの約1600円の交換用イヤーパッド。
初めてのイヤーパッドの交換なので不安でしたが、工具は不必要でイヤーパッドを引っ張れば取れるので、そのあと新しいイヤーパッドを付けるだけの簡単作業でした。
ただ、このイヤーパッドしっかりとしたハマった手応えがなかったです・・・。が、多分普通に使用する分にはイヤーパッドが抜け落ちる心配もなさそうなのでこのまま使ってしまいます。そこら辺が心配な方は純正品を購入したほうがよさそうです。
そして耳に付けてみると明らかに、モフモフ感というかハリ感が新品になってました。古いイヤーパッドはヘタってたんだなとそこで実感しました。あきらかにイヤーパッドの厚みも薄くなってたし・・・。
厚みが厚くなった分、ヘッドフォンの振動板と耳の位置の距離ができたせいか音の広がりというか臨場感みたいなものもよくなった気がします(振動板から耳に届くまでに音が広がっているような感覚です)。があまりいい耳ではないのであまり声を大にして言うのは憚られますが、少なくとも個人的には変えてよかったなと大満足でした。
正直、変える前はイヤーパッドを交換するの面倒くさいなと思っていてブログに記事をあげようとか思っていなかったのですが、この感触や音の変化の大きさにテンションが上って写真を撮って記事をアップしてしまいました。
それにしても10年も使ってるものって他にないかもしれない・・・。ヘッドフォンは長年愛用できるので良いものを買ってもいいかもしれないですね。